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暮らしの中から環境課題を考える

私たちの社会は、いつの間にか安全や幸福感を後回しにして便利さや欲望を優先するようになりました。

それぞれの正義や満たしたい願望があり、課題には、正解がないようにも、無数の正解があるようにも見えます。

地球もあなたも私も、ずっと元気でいたいから・・・

ひとりひとりの「幸せ」が、私たちが生かされている天地(環境)という本質に向かうエネルギーになっていくといいですね。
私たちの持っている「知恵」を最大限に発揮するときがやってきています。
持続可能な暮らし方。

未来のごみ減らそう。
子どもたちに新しい価値観をプレゼントしよう。

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未来にひとやく

納得の片付けに至ると「大切なもの」は何かが分かるようになり、少ない持ち物で充分豊かに暮らせることに気づくことができます。無駄・無理・ムラを手放すことでシンプルに生きることの素晴らしさが見えてきます。

これまでの私たちの暮らしは、凄まじい勢いで資源を消費することで成り立ってきました。

それは自然に大きな負担をかけ、他の生物の住処や命を奪い、沢山のごみを出し続けるという不都合な結果を招いています。

買いまくって、捨てまくる矛盾に気がつき、ライフスタイルを変えようと考える人たちも増えてきました。

大量のモノを廃棄するとき・まだ使えるモノを手放すときこころが痛まない人はいないでしょう。
納得の片付けは「もう二度と繰り返さない」と決意するための機会に成り得ます。

私たちの暮らしは、街に、社会に、未来につながっています。

子どもたちには、片付け方のテクニックより、モノを大切に使うこと、多くを持たなくても豊かに生きていけることを伝えていきたいと思いませんか?

モノからこころの豊かさへ。
新しい価値観を持った人が未来の世界を変えることができるのです。

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減災にひとやく

減災対策を目的に加え片付けをすると大変良いカタチで住まいが整います。

1995年1月の阪神・淡路大震災。
亡くなった6,434人の方々のほとんどが、
① 家屋の倒壊
② 家具などの転倒による圧迫で即死
発生時刻が真冬の早朝であったことも深く関係しています。

そして、43,800人に及んだ負傷者のほとんどが、
① 家具などの転倒
② 家屋の倒壊
③ 落下物
などが原因。
(内閣府阪神・淡路大震災資料より)

2011年3月には、大津波を伴う東日本大震災が起きました。
三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の地震の発生。
最大震度7、太平洋沿岸を中心に高い津波の観測、大規模な原子力発電所事故の発生。
2万人余の死者と行方不明者。
そして私たちは放射能汚染とともに未来を生きていくことになりました。

2016年4月には熊本地震が発生。
地震大国と言われる私たちの国。大変な犠牲を払って学んだことを、自分のものにしなくてはいけませんね。

温暖化の加速や気候変動による自然災害は甚大化の一途をたどっています。
私たち人間の営みが無関係だとは到底思えません。

大地震だけでなく、台風・豪雨・土砂災害、高温・突風異常気象など、災害は増え、それらへの備えが必需な時代になりました。
命を守るために必要な設えより大切なものがあるでしょうか?

第一歩として、まずは、居間・台所・寝室だけでも災害対策(減災を目指す)を考えませんか?

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腰丈より背の高い家具を移動
または処分する

揺れから身を守る
→ 押し潰されないように
家具減らし・家具固定・家具部屋

背の低い家具にすることは、家具の転倒防止の対策も比較的簡単で安価にできます。
余分な収納スペースを手放すと死蔵品ともサヨナラできます。
特に無防備で過ごす寝室は考慮したいものです。
あなたに向かって倒れてくる家具はありませんか?
手放せない背の高い家具は、タンス部屋へ集結するのも良いアイデア。
家具減らしの嬉しい副産物として、今まで見えなかった壁が現れます。これは予想以上の解放感ですよ。

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建具や窓をふさがない

潰されずに済んだら脱出
→ 出口までのルート確保

通気・換気の改善はもちろん、万一の時の脱出ルートは複数確保が基本です。
地震の衝撃で開くはずのドアがビクともしないことだって充分あり得ます。
例えば、一間幅の引き戸の片面をカベのように家具やモノで塞いでしまったり、掃き出し窓(サッシ)の前にごみ箱や小型家電を配置するのは見た目も残念ですし、危険もはらんでいます。これを取っ払うと本当にスッキリ!視覚的にも広々片付いているように見えます。

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食器棚の中の使っていない食器を減らす

足元と頭上の安全確保
→ 生き延びるために

揺れによる扉の開放をロックなどで防ぐことも大切ですが、中身を詰め込んでいては効果も減少してしまいます。ガラスの破損の可能性もありますね。
嬉しい副産物として、なにより食器が出し入れしやすくなります。
扉を開けて、ワンアクションで取れる食器しか実は使ってないことが多いのですよ。
食器棚など家具の上にモノを置くのも危険ですからやめましょう。

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水と食品のランニングストック

生き延びても支援はすぐに来ないという覚悟
→ 自助力をつける

暮らしに何の役にも立っていないガラクタを詰め込み、収納が少ないと嘆いている方が多いですが、収納スペースには使うモノや役立つモノを仕舞いましょう。
避難用リュックサックや備蓄水は命を守るための荷物。
食品備蓄は1週間分を目安に、長期保存の効く食品ばかりでなく日頃食べているものを「先入れ先出し」しながら蓄えるランニングストックがおすすめ。

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環境学習とリンクした講座・講演会を承ります。

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