ゴールデンウイークだというのに、今日は小寒いです。
毎年、遅くともゴールデンウイーク中には毛布を洗ってしまっておくのですが、今年はまだ寝床に常備しています。
強い風、冷たい雨かと思えば、蚊を仕留めることもあり、年の半分は蚊と付き合っていかなくてはならない暮らしに、今年こそは蚊帳を調達しようと思っています。
・・・少しずつ気候が変わっているのは確かなようですね。
おうちの荷物が半分以下になったクライアントが
「最近、家が心地よくて、家に帰ってくるのが楽しみになった」と話されていました。
家に帰るとホッとする。明日への英気を養うことができる。そんな風にもおっしゃっていました。
そうなんです!
よく例え話に使わせてもらうのですが、たくさんのモノに囲まれていると、まるで満員電車に乗っているような気持ちがして、その場所から離れたい、そのことを考えたくないという心理が働くようです。
深刻な方になると、「現実から逃避するために、いつも用事を作って家に居ないようにしている」という方もみえます。
ここまできてしまうと、住まいは何のためにあるのか分からなくなってしまいますよね。
SNS映えする他人のおうちを見て、同じインテリアを買い足したり、恨めしく思ったり…自分探しという悪循環だなぁと思います。
私たちは時に、美しく整いすぎたものに憧れてしまうものだけど、暮らしはそんなに簡単なものじゃぁないと思っています。必要なにごりや、分類しきれない出来事とともに生きていくのだから、そういうものを受け取り、そしてまた流せるように余白を作っておくことの方が大切だとも思います。
美しくても持続可能でない選択はやめて、豊かで元気でいられる住まいを目指しましょう!
苦しい局面もあると思います。自分にとって、何をもって「豊か」だと感じているのか分からなくなってしまったときは、どうぞご依頼ください。
こころとすまいのお片付け
旬の片付け2022年5月編 更新