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四日市市の環境学習施設【四日市公害と環境未来館】で
エコカレッジの中の一コマとして出講させていただきましたよ

今年度のエコカレッジのテーマは
~衣食住から考える私たちのくらし~
「自分や家族の未来を守るため、正しい知識を身につけ、私たちの身のまわりの環境を見直しませんか?
人と環境に優しいくらしを、仲間と楽しく考えてみましょう!」

 

★講座のテーマ★
わたくし、福島は第3講の午後を担当!
未来を想う お片付け
「買う・使う・捨てる」をみんなで考えて、あなたと地球の未来を変えるお片付けをしよう
素敵なタイトルを付けていただきました

これまで、片付け業の中でたくさんの学びがありました
お片付け=自分を整えること
身のまわりをしっかりと見直し、自分を整えることができた後には、自然とエコでシンプルな暮らしになる方が多く、「モノとの付き合い方」が変わると、「大切なもの・優先順位」がハッキリし、消費行動にも大きな変化があると日々再確認しています
お片付けの威力を知っていただきたい♡

同時に
私たちは経済の拡大(資源の先取り消費)を追い続けてきたけれど、これからも続けていけるでしょうか?
私たちの子どもや孫たち、その向こうにいる未来を生きる人たちは、どんな社会で生きていくことになるのでしょうか?
地球環境は悪化の一途をたどっていて、象徴的な現象として地球温暖化による様々な問題が浮き彫りになってきましたね
このままCO2を大量に排出して、気象変動が拡大していけば、災害は大型化し、食糧難や水不足も進んで、難民や貧困にさらされる人も増加し、人権の侵害や格差も拡大、資源の使い過ぎの弊害は更なる課題となって私たちの前に立ちふさがってくることは、もはや被害妄想ではないことが明確です

私たちは問題が起きて初めて、その因果関係に関心が生まれ、自分たちの行動が原因だということに気づく
社会全体が、そのようなシステムになっているのですね
身のまわりからも気づけることが沢山あるのではないでしょうか!
私たち一人ひとりの消費のあり方が世界を変える可能性があると考えている所以です

 

お片付け=良い循環を創り出していく行為
シンプルに(より少なく、しかしより良く)暮らす人が増えて、
現在の課題である「地球資源の使い過ぎ」、「大切なことの見失い」を解消していけたら素晴らしい!

七代先まで希望のある世界であり続けますように、と考える人たち増えたら奇跡が起こる
私の願いでもあります

 

★お片付け×環境教育★
この講座は
四日市公害と環境未来館 活動室に勤務する谷崎仁美さんと一緒に企画しました
谷崎さんは学生時代から環境教育ボランティアを始めていて、青森大学大学院で環境教育を専攻
2009年より、環境学習の世界で働いてみえます
私よりずいぶん年下ですが、この分野では大先輩!(画像中央)

自然環境への関心を高めること、人間が行う開発によって減少や消失する生態系や自然資源、環境破壊が人間自体に及ぼす影響などを多くの人に伝える仕事をされています
今回は、お片付けと環境学習を見事にコラボさせてくれました

 

★講座のポイント★
片付けのメリット(効能)と必勝法を織り交ぜながら、
「どんなふうに選ぶ?」
「どんなふうに消費する?」に着眼するワークショップを行いましたよ

座学の学びもいいのですが、
「いい話を聞けたわ」で終わってしまうことが多い現実があります
講師の腕もあるでしょうが、「いい話」を自分に置き換え実践できる人は、ほんの一握り
ましてや、それを自分の習慣にアレンジして継続できる人は稀と言ってもいいでしょう
行動変容を促すって簡単なことではありませんね

だからこそ、
答えは自分で見つけることが大事
「この先も続けていくこと」
「悪習慣などのやめたいこと」
「新たに採用したい良いこと」
自分の暮らし方、生き方、考え方に出会う

自分以外(他者)に向けて、
「どんな価値観で接して生きていくのか」
「自分の人間味、人間力をどう発揮していくのか」
小さくても、その一歩となる「気づき」を持ち帰っていただけたらとワークショップにこだわりましたよ

お片付けを通して
・物質的にはみ出さない工夫
・良心をはみ出さない選択
に辿り着いていただければとの想いを込めました

谷崎さんには【エコロジカルフットプリント】について、分かりやすいレクチャーを行っていただきました
地球3個分の暮らし⁈興味ありますか?

参加者がワークショップで導き出した行動は【エシカル消費】と呼ばれているものに、よく似ています
私たちには、一人ひとり、それぞれの基準はあったとしても
大切なコト、大切なものには共通点があることに気づくことができます

 

食べることや使うこと、日々の買い物
自分だけじゃなく、人や社会、海外や環境に配慮した消費行動は気持ちのいいものです

 

ゴミをなるべく出さない、すぐにゴミになるものを買ったり、使ったりしない
未来のゴミを減らそう
見えないものに配慮できる生活者・市民でありたいですね
小さな一歩に見えますが、きっと世界を変えていきますよ

持ち過ぎを解消すること、片付けの素晴らしさを伝えるのはもちろん
大掛かりな片付けを繰り返さなくても、スッキリ気持ちの良い暮らしができる
「環境に負担のかからない暮らしと社会」を考える人を増やしていく
私、片付けコーチの本当の役割は、そんなところにあるのかもしれません

 

SDGs
世界を変えるための17の目標
SDG12には「つくる責任 つかう責任」がありますよ


すぐにゴミになるような商品づくり、
見かけだけの安全や清潔さを煽る間違った提案、
過剰消費を促す企業姿勢に文句を言いたくなりますが、裏を返せば、消費者が同調して要望しているから生み出されているとも言えます
つくり手とつかい手は両輪だと考えれば、選択する側にも責任がありますね

より少なく、しかしより良く
持ち物を半分にして暮らしてみる、それを続けていく
それを子どもや周りにも伝えていく

そこにはもう「自分」は居ないかもしれないけど、
バックキャスト思考で、明るい未来で生きている人たちのことを思い描き行動してみませんか?

 

こころとすまいのお片付けはSDGsを支持します

 

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