北風の吹き抜ける音が、いっそう寒さを感じさせます。今冬、私の住む町では3度も雪が降り積もりました。
世界を見渡すと、気象変動(地球温暖化)のダメージは一様でなく、未知の気候に突入する地域もあれば、そのリスクが比較的少ない国もあるようですね。
「温暖化は悪いことばかりじゃない」と発言した政治家がいましたが、
なるほど日本の危機度は50年後でも【中程度】※出典:national geographic
とても暑い夏と、今より厳しい冬を繰り返すようになるとの予測もあります。
「あぁ、それくらいなら日本は何とかなるな」と思っての発言でしょうか。
問題は自国の気温だけなく、
降雨パターンの変化(集中豪雨や渇水…)、海面上昇(洪水や高潮…)、
蚊の生息地の変化・拡大(感染症や病気のリスク)、インフラの老朽化加速などなど、キリがありません。
気候変動で大きな被害の出る地域での生産力ダウンの影響は、
現在の給湯器不足を見ても、食品の値上げをとっても、自分たちと無関係とは言えないことが明確ですね。
命の危険に直接さらされる国や地域は、どんどん貧しくなって、移住が必要になるかもしれません。
何より、そのような目に遭う人たちを見過ごしていいのでしょうか。
エネルギー政策の変換や車のEV化を待っているだけでは間に合いそうにありません。
私たちは一人ひとりが小さな循環を創り出す側になる必要があります。
「買っては捨てる」「手に入れては余らせ おじゃんにする」をやめ、ごみになるものを減らし、資源を循環させる。
次世代に少しでも良いカタチで渡せるよう暮らし方を変えませんか?
思い切って
持ち物と移動は半分に、消費は地元材にお金をかける。
子どもたちに渡していく地域や未来はそんなところから変わっていくのではないでしょうか?
欲張らないシンプルな暮らしは環境にも優しいです。
資本主義社会に内在する矛盾が明らかになった今、別の、より良い社会を模索する人々が急増していますね。
共鳴し、一緒に行動しましょう!
2022年(令和四年)正月