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帰りたい家にする片付け

帰りたい家にする片付け

  • 2022年5月1日

ゴールデンウイークだというのに、今日は小寒いです。
毎年、遅くともゴールデンウイーク中には毛布を洗ってしまっておくのですが、今年はまだ寝床に常備しています。
強い風、冷たい雨かと思えば、蚊を仕留めることもあり、年の半分は蚊と付き合っていかなくてはならない暮らしに、今年こそは蚊帳を調達しようと思っています。
・・・少しずつ気候が変わっているのは確かなようですね。

 

おうちの荷物が半分以下になったクライアントが
「最近、家が心地よくて、家に帰ってくるのが楽しみになった」と話されていました。
家に帰るとホッとする。明日への英気を養うことができる。そんな風にもおっしゃっていました。

 

そうなんです!
よく例え話に使わせてもらうのですが、たくさんのモノに囲まれていると、まるで満員電車に乗っているような気持ちがして、その場所から離れたい、そのことを考えたくないという心理が働くようです。
深刻な方になると、「現実から逃避するために、いつも用事を作って家に居ないようにしている」という方もみえます。

ここまできてしまうと、住まいは何のためにあるのか分からなくなってしまいますよね。

 

SNS映えする他人のおうちを見て、同じインテリアを買い足したり、恨めしく思ったり…自分探しという悪循環だなぁと思います。

私たちは時に、美しく整いすぎたものに憧れてしまうものだけど、暮らしはそんなに簡単なものじゃぁないと思っています。必要なにごりや、分類しきれない出来事とともに生きていくのだから、そういうものを受け取り、そしてまた流せるように余白を作っておくことの方が大切だとも思います。

 

美しくても持続可能でない選択はやめて、豊かで元気でいられる住まいを目指しましょう!
苦しい局面もあると思います。自分にとって、何をもって「豊か」だと感じているのか分からなくなってしまったときは、どうぞご依頼ください。

こころとすまいのお片付け
旬の片付け2022年5月編 更新

買わない、捨てない暮らし方

買わない、捨てない暮らし方

  • 2022年4月1日

最近、クライアント宅でスノコベッドを導入しました。
それまでは布団を上げ下げして生活されていたのだけど、片付けレッスンを機に変更することになりました。

この逆もあって然りですが、ベッドを選択した一番の理由は、「生活にメリハリをつける(緩める・張る)」でした。その他にも、睡眠の質の改善、ホコリ対策、家事の軽減、押入れの湿気対策など様々あります。

布団の上げ下ろしは、良い運動にもなりますが、狭苦しい押し入れに無理やり詰め込んでいるような場合や、押し入れの下段にしか収納スペースがない場合など、その労力やカビ対策が毎日のストレスになったりします。片付けして使いやすく工夫するって大切なことですね。
もちろん、それをした上で、朝晩に時間の余裕がないご家庭などでは、布団からベッドに変更するメリットが上回ることが多いでしょう。

ベッドを導入すると、部屋が狭くなり、寝ていない間はデッドスペースになってしまう一面もあるため吟味が必要ですが、部屋の役割を明確にし、部屋に合うサイズを選ぶことでマイナス材料の多くは解消できるものです。

これまで使ってきた布団を最大限活用し、湿気によるカビ対策をし、つい掃除がしたくなるような空間を目指します。

 

心地いい暮らしに多くの持ち物は不要ですが、必要なものもありますね。
今回は希望のサイズがなく利用できませんでしたが、家具(インテリア)のサブスクリプションも増えてきました。

 

家族の成長や加齢に応じて「ほしいもの」「必要なもの」は変わっていく。
『大事にする』と『不便になる』は、実は常に背中合わせで、どんなものでも必要な期間だけ使って、還せる(他の人が再利用できる・資源回収できるなどの)仕組みを社会全体で作っていくことが求められていると感じます。

 

誰かを困らせたり、環境を壊したり、ごみを増やしたりせずに
・安心して買う
・安心して手放す
が出来たらいいですよね!【つくる責任・つかう責任】全うしていきましょう!

 

おかげさまで、片付けコーチは13年目を迎えることができました。
住まいを通して一人ひとりの価値観や暮らし方を見ていると社会にどんな課題があるのかに気づくことできます。社会のより良いデザインに私たちのような仕事が役立っていると思っていただけるよう、今後も精進してまいります。

こころとすまいのお片付け代表 福島典子

旬の片付け
2022年3&4月更新

暮らし方とお金の使い方を再構築するお片付け

暮らし方とお金の使い方を再構築するお片付け

  • 2022年1月31日

パンデミックをきっかけに、支払い方はデジタル化に大きく傾きましたね。
キャッシュレス決済は便利な反面、何にどれだけお金を使っているのかが見えにくくなり、
ついついお金を使い過ぎてしまう人も増えているようです。

 

家計の見直しとお片付けには、共通点が多く
片方を見直すと、もう一方も改善される現象が起きるようです。

 

始めは
自分のスペースやお財布事情を侵しているもの=「無駄」を一掃するステップ。
【価値観や生活を整え、自分の基準を明確にする】
このままでいい?これは必要?自分にとって幸せ?
積極的に自問自答を繰り返します。このステップを回り道と感じてしまう日もあるかもしれませんが後に大きな成果をもたらします。

 

持ち物やお金の使い方に対する意識が変わってきたところで
【しっかりと現実に向き合い、行動を変える】
なんとかなっているのだから…、見ないようにしよう、気づかないでおこう…
何度チャレンジしても完遂できない人が現実を直視するのは不安なことかもしれませんが、
思い切って行動して、自分に対して誠実に取り組めば、だんだんと不安は薄れ、スペースや支出は整ってきます。

 

無駄をなくし、現実と向き合えるようになったら
【これからの私(我が家)を、見通していく】
楽しく、明るく、弱ったときにも回復力を発揮して前向きに進んでいくぞ!
住まいもお金も、安心してくつろぎ、明日への英気を養うために整えておくと決める。
安心基盤をかためながら将来に必要なもの(モノ・コト・カネ)に集中して自分を耕していく。

 

こんな風にステップアップ!

持ち物を見渡せる余裕のある収納方法と、お金の見える化は、とてもよく似ています。
たくさんのものをそつなくコントロールできる人は、そう多くはいません。

利用明細を見てビックリが多い人(ダウンロードさえ面倒くさい人も)、
残高不足で催促された経験がある人、家族に生活費の支出内訳を言いにくい人などは、お片付けするといいですよ!

 

こころとすまいのお片付け
旬の片付け 2022年2月編 更新

謹賀新年 違う道で戻りながら、新しい道を進もう

謹賀新年 違う道で戻りながら、新しい道を進もう

  • 2022年1月1日

北風の吹き抜ける音が、いっそう寒さを感じさせます。今冬、私の住む町では3度も雪が降り積もりました。
世界を見渡すと、気象変動(地球温暖化)のダメージは一様でなく、未知の気候に突入する地域もあれば、そのリスクが比較的少ない国もあるようですね。

 

「温暖化は悪いことばかりじゃない」と発言した政治家がいましたが、
なるほど日本の危機度は50年後でも【中程度】※出典:national geographic
とても暑い夏と、今より厳しい冬を繰り返すようになるとの予測もあります。
「あぁ、それくらいなら日本は何とかなるな」と思っての発言でしょうか。

 

問題は自国の気温だけなく、
降雨パターンの変化(集中豪雨や渇水…)、海面上昇(洪水や高潮…)、
蚊の生息地の変化・拡大(感染症や病気のリスク)、インフラの老朽化加速などなど、キリがありません。

気候変動で大きな被害の出る地域での生産力ダウンの影響は、
現在の給湯器不足を見ても、食品の値上げをとっても、自分たちと無関係とは言えないことが明確ですね。

命の危険に直接さらされる国や地域は、どんどん貧しくなって、移住が必要になるかもしれません。
何より、そのような目に遭う人たちを見過ごしていいのでしょうか。

 

エネルギー政策の変換や車のEV化を待っているだけでは間に合いそうにありません。
私たちは一人ひとりが小さな循環を創り出す側になる必要があります。
「買っては捨てる」「手に入れては余らせ おじゃんにする」をやめ、ごみになるものを減らし、資源を循環させる。
次世代に少しでも良いカタチで渡せるよう暮らし方を変えませんか?

思い切って
持ち物と移動は半分に、消費は地元材にお金をかける。
子どもたちに渡していく地域や未来はそんなところから変わっていくのではないでしょうか?

 

欲張らないシンプルな暮らしは環境にも優しいです。
資本主義社会に内在する矛盾が明らかになった今、別の、より良い社会を模索する人々が急増していますね。
共鳴し、一緒に行動しましょう!

 

2022年(令和四年)正月

自分を動かす「テコ」を探せ

自分を動かす「テコ」を探せ

  • 2021年12月1日

2021年、最後のひと月となりましたね。
今年中にやりたかったことは達成できましたか?
大きな目標ほど、単年で仕上げるのは難しいものですよね。
どんなステップを踏んで、今どのあたりにいるのか、振り返るのにいい時期です。

 

人それぞれだとは思いますが、
じっくりと考える時間と、それを行動に変換する思い切りのいいタイミング
夢や目標を叶えるためには、それぞれ必要なのだと思います。

 

お片付けの現場で気づくことですが、
・たくさんのモノに囲まれると脳が疲れる
・たくさんのモノに囲まれ続けていると判断するチカラを失う
衝動や好奇心に任せて、いろいろなものに手を出しても、
ぐるりと回って、自分の大事なヒト・モノ・コトにしか手を掛けられない・大切にできないものです。

 

片付けが必要な空間とは
・必需品とは言いがたいモノが
・秩序を保たれずに
・溜め込まれている状態
と言えます。

 

大切にしたいものがハッキリとしていると
誰に言われたことではないけれど、「これを突き詰めていこう」
誰かが引き受けなければならないことならば、「私の役目としてやっていこう」
いや、「これは私がやるべきことじゃない」と取捨選択も速やかです。
片付けは自分を動かす「テコ」探しと言っても過言ではありませんよ。冷酷非情になることとは違います。

 

私たちは消費することに慣れてしまったけど、消費という言葉がむなしく聞こえる時代になりました。
さほど必要もないモノを搔き集めて、家を狭苦しく、家事を複雑にして、ストレスを抱えるような生活を手放して楽しく暮らしていけるといいですね。

 

足るを知り、幸せを循環させましょう!

旬の片付け 2021年12月編

やりたいことは何?

やりたいことは何?

  • 2021年11月1日

やりたいことが見つからない人

やりたいことが多すぎて中途半端になってしまう人

 

ランチに行ったお店で、聞くともなしに、お隣のテーブルのお客さんのおしゃべりが耳に入ってきました。(注:聞き耳を立てていたのではなく、お声が大きかったからです)

 

見知らぬAさん
「興味関心や趣味が少なくて、特技もなければ生活にメリハリもない」

見知らぬBさん
「いつも新しいことに手を出して、物が増えてしまう。一つ一つにのめり込んでいくうちに前に手を付けたことを忘れていく」

 

どちらの方も、
自分の本当の気持ちと
自分が実際にやっていることに少し違和感を持ってみえるようです。

『お二人とも生活空間はどんな感じなの?』
と聞きたかったですが、もちろんそんなことはしていません(笑)

 

お片付けの相談で似たようなお話を聞きます。
それぞれに共通している現象は
【原因を深く考えていない】ということ。
【原因を深く考えたくない】という場合もあります。

 

・優先順位の見極め(時間は平等)
・能力や環境づくり(解決策の模索)
は、どうなっているのか。
最後まで付き合っていくのは自分自身という覚悟のようなものが後回しになっているのかもしれません。

 

そこまでのやる気がないのなら、
それは本当になりたい姿ではないと判断してもいいのかもしれないですね。

モヤモヤは大事なことを教えてくれるサインで、身の回りを整えていくと、自ずとその答えと出会えるものです。

 

本当はどうしたいのか?
何から手をつけていいのか?
自分一人では辿り着くのが難しかったらご相談ください。

旬の片付け2021年11月編

手当たり次第に始めても成果が出ないのが、「カミ」のお片付けの特徴

手当たり次第に始めても成果が出ないのが、「カミ」のお片付けの特徴

  • 2021年10月1日

また一歩、季節が進みましたね。
日差しに象徴されるように、夏はエネルギーに満ち溢れていて、実は少し苦手です(笑)
秋は優しくて、何につけ余白を感じられ、心落ち着く良い季節だと思っています。
次第に深まっていく秋を楽しんでいきましょう!

 

ご家族で回しているような、
規模は大きくはないけど、適切な事務所機能が必要なご商売って多いですよね。
そういった職住接近で小規模な5S≒お片付けに伴走させていただく機会が増えました。

 

書類の山を一緒に超えて(笑)、
デジタル化や自動化した方がメリットの大きい業務はもちろん、
切り替えできることから、どんどんデジタル化するのも私の仕事になりつつあります。

 

カミや情報がさばききれないと、業務に差し障りがあったり、見落としや納期遅れで損やムダが出たりします。
何より必要なカミや情報にすぐにアクセスできないと、お相手に迷惑をかけたり、
小さなアクシデントの度にお詫びばかりしなくてはならなくなったりして、自分自身の負担が増えます。

 

行き当たりばったりで繁閑期の区別がつかないまま目の前の仕事に追われていたり、
探し物を繰り返している方は、どこかでピリオドを打ちましょう。

 

それでも残るカミは大事なものなので、少ないけど肝になるルールを設定して収納していきます。
手当たり次第に始めても、なかなか成果が出ないのが、「カミ」の整理の特徴とも言えます。
デジタルトランスフォーメーション【DX】にも、お片付けが役に立ちますよ!

旬の片付け 2021.10月編

買わない・捨てない  自分の暮らし方を決める

買わない・捨てない  自分の暮らし方を決める

  • 2021年9月1日

毎日暑いですが、すっかり日が落ちると、草むらから虫たちの涼やかな鳴き声や羽音が聞こえてきます。
私は住宅街に住んでいますが、まだぽつぽつと田圃が残っていて、
黄金色に輝く稲刈りの風景は残暑にありながら秋の訪れを感じさせてくれます。

皆さま、いかがお過ごしですか?

 

コロナが発生した同時期に、
SNS(Facebook)でリサイクル&リユースグループを作らせてもらいました。

キッカケは

片付けの現場で、まだ十分に利用できるものを処分しなくてはいけないシチュエーションに遭遇することが多く、
身近な人に譲ったり、リサイクルショップやフリマアプリなどを利用して手放していただくのですが、これ結構な時間と手間がかかります。
値のつかないモノや、送り賃の方が高くついてしまうモノもあるし、そもそも、不用品をお金に変えたいわけではない場合もあります。

 

そういった、自分には不要だけど、まだ役立つモノを巡らす方法はないのかと考え、
「無料」で、
「地域」で、
「顔の見える関係」で
できる活動はないかと思い、いろいろと調べ、神奈川県のグループを参考に作成しました。

グループを立ち上げたその夜、70名ほどのFacebook友達が参加してくれました。
一年半が経過して800名ほどのグループになり、毎日のように譲り合いが行われています。

 

コロナが勢いを増し、はじめの緊急事態宣言が出た頃、
自粛期間中どうせ家に居るのなら…と全国的で持ち物を整理する家庭が増え、爆発的にごみが増えているとニュースになりました。

片付けを生業としている私が感じたことは、
・身のまわりを見つめ直すきっかけ
・持ち物を一つ一つ点検する時間
があれば、多くの人が自分の周りを心地良く整えたいと行動するのだと思いました。
(そして、どの街にも同じような譲り合いのグループがあれば、まだ使えるモノがごみにならず、たくさん救われただろうなぁと思いました)

 

・たいして必要でも大切でもないモノを手に入れるのはやめよう
・資源の無駄遣いをやめよう
そんな風に暮らしをシフトした方も多いと聞きます。

 

未知の感染症は環境破壊が原因と言われていますね。気候変動も同じです。
今より気温が上がった未来では、どんな感染症が発生するのでしょうか。

 

今だけ、コロナだけに注視していると、大切なことを見失ってしまわないか心配です。

急がば回れ

課題解決が次の課題の火種になっていくような対策はもうやめて、
やめられるものは全部やめて、身軽になっておくことの方が大切なんじゃないかと思います。

 

こころとすまいのお片付け
旬の片付け 2021年9月編

ご連絡不能なお問い合わせをいただいております

ご連絡不能なお問い合わせをいただいております

  • 2021年8月6日

暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

当ウェブサイトの【お問い合わせ】に
同じ方からだと思われる通知メールが届くのですが、お名前や電話番号などが不明の状態です。
唯一判明しているメールアドレスへご連絡しておりますが、わたくしへの返信はなく、
しばらくすると再び【お問い合わせ】が届く、このようなことが続いております。

もし、お心当たりある読者がいらっしゃいましたら、
大変恐れ入りますが、Facebookより、ご連絡を頂戴できませんか?
福島典子(個人アカウント)
福島 典子の画像のようです

こころとすまいのお片付け(コミュニティアカウント)
写真の説明はありません。
です。
どちらからでも結構です。
お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

今日は広島原爆の日ですね。黙とうを捧げました。
「小さな行動を始めよう」
知事の挨拶の言葉だそうです。

私たちは大変革時代を、まさに生きているんですね。
お片付けを通して、大きく前進しましょう!

私の源はどこから湧いてくるのだろう

私の源はどこから湧いてくるのだろう

  • 2021年8月1日

自分に向き合うことがツラい時ありませんか?

人間力、心地よく生きる、本当の幸福感
自分のチカラで前に進むこと
私たちは、いつも何かを探しているのかもしれません。

 

正解もまた変わっていく
この次も同じやり方が通用するか分からない
そんな課題に出会いながら生きていくのかもしれません。
自分の道標は自分でつくっていくのですね。

 

お片付けは
現実に向き合う小さな訓練
誤魔化しきれない違和感に気づく機会
本当の成長を望むとき身の回りを整え始めるのではと思っています。

 

木は
葉と枝は人に見せ、大切な根は人には見せない

土は
自然を支える大地となって生き物と結びついている

 

あなたの源がどこから湧いてくるのか
一緒に探してみませんか?

こころとすまいのお片付け
旬の片付け 2021年8月編

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